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LAMY(ラミー)「joy(ジョイ)」 [万年筆]

LAMY(ラミー)「joy(ジョイ)」


今回も変わった万年筆?を紹介します。

構造は万年筆なのですが、正確にはカリグラフィペンと言ったほうが正解かもしれません。

カリグラフィペンとは、ペン先が紙面と平行にカットされており、横書きは線が細く、縦書きは線が太く書けるため、独特のデザイン文字(レタリング文字)が書けます。


以前からカリグラフィペンが欲しいと思っていました。

色々なメーカーから販売されていますが、好きなメーカー(LAMY)で選びました。

LAMYだったら、手持ちのカートリッジやコンバーターも使えます。


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形状はサファリの尻軸を長く伸ばした感じです。

カラーは精悍なブラックにしました。

レッドのクリップがお洒落です。


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ペン先のサイズ(横幅)は1.9mmです。

1.1mm、1.5mm、1.9mmの3種類から選ぶことができます。

1.9mmのほうが変化が大きい文字が書けますが、それだけ上級者向けになります。

初心者は1.1mm、1.5mmあたりから始めたほうが良いかもしれません。

(私も初心者ですが・・・)

3種類のペン先を揃えた3本セットもあります。

本格的にカリグラフィに取り組みたい方はセット売りのほうが良いかもしれません。

そろそろ私もカリグラフィを練習したいと思います。



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セーラー万年筆「ふでdeまんねん」 [万年筆]

セーラー万年筆「ふでdeまんねん」


国産の万年筆メーカーの中では「セーラー万年筆」が好きです。

今回紹介する「ふでdeまんねん」の他、「長刀研ぎ」、「クロスエンペラー」等、ペン先が独特な形状のものがあり、そのペン先に応じた個性的な文字を書くことができます。

文字を書くという単調な行為から、個性的な文字を書くという楽しみを加えてくれます。


(下は過去の記事です。興味のある方はご覧ください)

長刀コンコルドエンペラーとクロスエンペラー」



「長刀研ぎ」、「クロスエンペラー」等は持っていましたが、廉価版と言っては失礼かもしれませんが、「ふでdeまんねん」は持っていませんでした。

ショップ限定のアイボリーカラーの「ふでdeまんねん」を見つけたので、購入してみました。


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数千円程度の万年筆なので、ボディは軽くて頼りない感じがします。

値段相応といったところでしょうか。

独特なペン先と書くことを楽しむものなので、我慢します。


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ペン先が上に向かって反り上がっています。

ペン先を立てたり、ペン先を逆さまにすると、普通に筆記ができます。

ペン先を寝かせると、紙面への接地面積が増え、毛筆のような太い文字を書くことができます。

冠婚葬祭の受付でのサイン用で使おうかと考えています。

その前にまずは練習ですね。



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ヴィスコンティ 限定万年筆 「テンプル騎士団」 [万年筆]

ヴィスコンティ 限定万年筆 「テンプル騎士団」


筆記具、特に万年筆が好きだったりします。

書くことは勿論、インク吸入の古典的メカニズム、胴軸などに施された様々な装飾等、所有者にこの上ない満足感、高揚感を与えてくれます。

さて、中古ではありますが、また、希少な万年筆を手に入れました。

イタリアの万年筆メーカー「ヴィスコンティ」から312本が限定発売された「テンプル騎士団」です。


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「テンプル騎士団」というと、聖杯伝説や秘密結社など、映画や小説等では都市伝説的に扱われていますが、そもそもは聖地エルサレムの巡礼者の保護を目的として設立された、修道士騎士団です。

アイボリーの胴軸に施された銀細工の中央には騎士団の象徴ともいえる赤十字が描かれています。

騎士そのものを万年筆に落とし込んだデザインと言っても過言ではないでしょう。

また、ペン先は18金、ニブサイズは「M」で、滑らかな書き心地を約束してくれます。


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胴軸の裏側の銀細工の中央には、乗馬した騎士の肖像が刻まれています。

私の好きなフランス文学「ロランの歌」に登場する勇猛果敢な騎士、チュルバン大司教に思いを馳せたりします。


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左はイタリアの万年筆メーカー「モンテグラッパ」の代表作「ルクソール」です。

「ルクソール」は手持ちの万年筆の中では最も大きなサイズですが、「テンプル騎士団」もそれに負けず劣らず大柄なボディです。

但し、装飾はモンテグラッパには敵いませんが・・・

「ヴィスコンティ」の万年筆の購入は今回が初めてですが、良い万年筆を手に入れることができました。

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万年筆を磨く [万年筆]

「万年筆を磨く」


あまりにもモンテグラッパの万年筆のシルバーが硫化して見窄らしかったので、シルバー専用の磨き布で磨いてあげました。

何回も似たような写真を投稿していますが、お許しを


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「ドラゴン」と「エターナルバード」


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「ドラゴン」


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「エターナルバード」


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「家宝としてのペン モンテグラッパはアートなり」

そのとおりだと思います。


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「ルクソール」


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「アフロディーテ」


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「テルティオ ミレニーオ」


磨き布で磨くと、樹脂部分にダメージを与えないか、少々心配です。

大丈夫だとは思いますが・・・

磨きのサイクルは最小限に留めます。


最近、シルバーや真鍮を磨いてばかりいます。

おまけで、磨いたばかりの豪華な財布の写真を


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ウォレット(財布)本体、ウォレットホルダー、ベルトループといった中古のレザーアイテムは大したことはありません。

あくまでもシルバーアクセサリーが主役の財布です。


非売品ですので、「売って欲しい」等の野暮な問い合わせは無しに願います。(笑)

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モンテグラッパ 「ドラゴン」 [万年筆]

モンテグラッパ 「ドラゴン」


筆記具、特に万年筆が好きです。

モンブラン、ペリカン等、結構なコレクションを有しています。

コレクションの中でも特に異彩を放っているのが、イタリアのモンテグラッパの超弩級の万年筆4本です。


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(左から、「テルティオ・ミレニーオ」、「ルクソール」、「アフロディーテ」、「エターナルバード」)


少々前のことになりますが、新たな一本が加わりました。

モンテグラッパを知るきっかけとなった万年筆

二十年以上も所有を夢見ていた万年筆

「ドラゴン」です。


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1995年に1912本限定で販売されました。

モンテグラッパを有名にした一本と言っても過言ではありません。

新宿のキングダムノートから購入した状態の良い個体で、ケースや保証書等が全て揃った完品です。


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当時のモンテグラッパの限定モデルの製作を担当していたイタリアの彫刻家フェデリコ・モンティ氏の力作です。

目にルビーが嵌め込まれたドラゴンの造形は迫力があります。

クリップのデザインは剣がモチーフになっています。


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「ドラゴン」と対を成す2005年の名作「エターナルバード」とのツーショットです。

竜と不死鳥、黒と赤の対比、どちらも甲乙付け難い、フェデリコ・モンティ氏の力作です。


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これで、モンテグラッパの限定モデルが5本になりました。

真ん中の「ルクソール」とその右隣の「エターナルバード」のシルバーが硫化しています。(笑)

あとで磨きます。

「カオス」、「ガーディアンエンジェル」等、2000年以降の限定モデルも素晴らしいのですが、90年代のモデルはさらに素晴らしい。

95年の「ドラゴン」、96年の「ルクソール」、97年の「アフロディーテ」はモンテグラッパを代表するモデルと言ってもよいでしょう。


欲しかった万年筆はほとんど手に入れました。

欲しいと念じれば、いつか必ず手に入るものです。

さらに欲を言えば

モンテグラッパの「カオス」、「ガーディアンエンジェル」

パーカーの「スネーク」

そして、「月光」あるいは「旭光」といったペリカンのM1000クラスの螺鈿細工、等々

現行モデルが一本もない。(笑)

全て生産終了の過去モデルばかり。

やはり、90年代あたりの万年筆のデザインが好きで堪らないみたいです。

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愛しのモンテグラッパ [万年筆]

「愛しのモンテグラッパ」


筆記具、特に万年筆が好きです。

モンブラン、ペリカン等、結構なコレクションを有しています。

コレクションの中でも特に異彩を放っているのが、イタリアのモンテグラッパの超弩級の万年筆4本です。


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(左から、「テルティオ・ミレニーオ」、「ルクソール」、「アフロディーテ」、「エターナルバード」)


先日、モンテグラッパのSNSに「アフロディーテ」のアップグレード版?と新作「インフェルノ」の画像が掲載されていました。


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「アフロディーテ」に埋め込まれている赤い石はルビーでしょうか?

おそらく参考出品だと思いますが、少々華やか過ぎる感があります。

オリジナルの「アフロディーテ」の方が私は好きです。


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モンテグラッパの新作「インフェルノ」です。

ダンテの神曲の地獄篇(インフェルノ)をデザイン上のモチーフにしています。


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地獄篇で語られる地獄の各階層を銀細工で巧みに表現しています。


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そして、最下層のコキュートス

万年筆の尻軸部分には、かつての光の大天使の成れの果て、神に戦いを挑み敗れ魔王となったルチフェル(ルシファー )が氷から上半身を出した姿で表現されています。


素晴らしいの一言に尽きます。

できれば、あと一本

生きているうちに、「ドラゴン」、「カオス」、そしてこの「インフェルノ」の中から一本を手に入れることが夢です。

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モンテグラッパ エターナルバード (ETERNAL BIRD) [万年筆]

モンテグラッパ エターナルバード (ETERNAL BIRD)

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モンテグラッパは、1912年にイタリアで創業した筆記具メーカーです。
愛用者には、故アーネスト・ヘミングウェイ、シルベスター・スタローン、ジョルジョ・アルマーニ等の著名人が名を連ねています。
銀細工やエナメル等の装飾が施された筆記具が多く、その装飾の豪華さから「ライティング・ジュエル」と呼ばれています。
今年2月、非常に状態の良い中古のモンテグラッパの万年筆を購入しました。
2005年に1912本限定で発売された「エターナルバード」です。

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外箱、化粧ボックス、説明書等、全て揃った完品です。

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ラッカー塗装された木製の化粧ボックス内に「エターナルバード」が収められています。
「エターナルバード」(永遠に生き続ける鳥)は、国によって「フェニックス」、「鳳凰」等と呼ばれています。
伝説の神獣をモチーフにした作品です。

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「エターナルバード」を3方向から撮影しました。
赤色の光沢のあるレジンを「エターナルバード」をモチーフにした銀細工が覆っています。
エターナルバードの目にはルビーが埋め込まれています。

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ニブサイズは「M」で、ペン先にもエターナルバードが刻まれています。

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これで、モンテグラッパの万年筆は計4本になりました。
購入価格は伏せますが、全て超弩級の4本です。
この時代のモンテグラッパの万年筆のデザインが好きです。
希少かつ高価格ゆえ、そう何本も買えるものではありませんが、可能であればあと1本、名作「ドラゴン」もしくは「カオス」を購入したいと考えています。

※他の3本のモンテグラッパについては過去のブログをご覧ください。

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モンテグラッパ ルクソール(ブルーナイル) (MONTEGRAPPA LUXOR)
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2016-12-15

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モンテグラッパ テルティオ(テルテオ)・ミレニーオ (MONTEGRAPPA TERTIO MILLENIO)
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2012-03-26

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モンテグラッパ アフロディーテ (MONTEGRAPPA APHRODITE)
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2012-03-25
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モンブラン 特別限定品 作家シリーズ 「ウイリアム・フォークナー」 (2007年) [万年筆]

モンブラン 特別限定品 作家シリーズ 「ウイリアム・フォークナー」 (2007年)

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万年筆と言えば、やはり昔から「モンブラン」が有名です。
その「モンブラン」の万年筆の中でも人気が高いのが、世界的に有名な作家の作品や生涯をデザイン上のモチーフにした「作家シリーズ」です。
1992年の「ヘミングウェイ」から2019年の「ラドヤード・キプリング」まで、計28本が発売されています。
https://www.montblanc.com/ja-jp/discover/limited-editions/writers-editions.html

高額な万年筆のため毎年購入することもできず、発売から間もなく完売してしまうため、後追いで状態の良い物を中古で購入しています。
これまでに13本をコレクションしていましたが、年末に2本を購入しました。
前回は「ヴァージニア・ウルフ」(2006年)を紹介しました。
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2020-01-13
今回は残る1本、 「ウイリアム・フォークナー」 (2007年)を紹介します。

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同時代に活躍した「ヘミングウェイ」と双璧を成すアメリカ文学界の巨匠「ウイリアム・フォークナー」をモチーフにした万年筆です。
代表作は「響きと怒り」、「サンクチュアリ」等々、ノーベル文学賞も受賞しています。
プラチナプレートとブラックブラウンのレジンの組み合わせ、モンブランらしくないデザインは好みが分かれるかもしれません。
これはこれでありかなと、個人的には思います。

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キャップのブラックブラウンのレジン部分には作家のサインが刻まれています。

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モンブランの他のモデルと同様、天冠には山頂の積雪をイメージしたブランドマークが描かれています。

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プラチナプレートの部分にはいくつものリングが刻まれています。
これは、作品の中でよく使われている視点の移動を装飾として表現したものです。

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ボディと同様、尻軸にもリングが装飾として使われています。
一見するとブラックにしか見えないレジン部分にはシルバーグレーが混ざっており、複雑な色合いとなっていることが分かります。

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ペン先は18金、ニブサイズは「M」(中字)です。
ペン先には、雲層の中を飛ぶ作家の愛機である複葉機が刻印されています。

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限定とはいえ、万年筆は16,000本、ボールペンは18,000本、万年筆・ボールペン・シャープペンシルのセット4,000組が販売されました。
中古での購入ですが、使用頻度の少ない美品です。
また、ブック型ボックス、説明書兼保証書が付いた完品です。

これで、モンブランの作家シリーズは15本になりました。
次は、空いた隙間を埋めるべく、「フィッツジェラルド」(2002年)の購入を検討しています。
ただ、「フィッツジェラルド」はホワイトのレジンの変色やひび割れ等が発生しているものが多く、良い個体とはなかなか巡り合えません。
気長に良品を探すことにします。

これまでの13本のコレクションについては過去のブログをご覧ください。
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2015-03-09
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モンブラン 特別限定品 作家シリーズ 「ヴァージニア・ウルフ」 (2006年) [万年筆]

モンブラン 特別限定品 作家シリーズ 「ヴァージニア・ウルフ」 (2006年)

万年筆と言えば、やはり昔から「モンブラン」が有名です。
その「モンブラン」の万年筆の中でも人気が高いのが、世界的に有名な作家の作品や生涯をデザイン上のモチーフにした「作家シリーズ」です。
1992年の「ヘミングウェイ」から2019年の「ラドヤード・キプリング」まで、計28本が発売されています。
https://www.montblanc.com/ja-jp/discover/limited-editions/writers-editions.html

高額な万年筆のため毎年購入することもできず、発売から間もなく完売してしまうため、後追いで状態の良い物を中古で購入しています。
これまでに13本をコレクションしていましたが、年末に2本を購入しました。
今回はそのうちの1本、 「ヴァージニア・ウルフ」 (2006年)を紹介します。

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「アガサ・クリスティ」(1993年)以来、作家シリーズとしては二人目の女性作家です。
サイズはコンパクトと思われがちですが、作家シリーズの中では平均的なサイズです。
女性作家らしく、ボディは緩やかな美しい曲線で構成されています。

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バーメイル仕上げのクリップにはルビーが埋め込まれています。

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モンブランの他の万年筆と同様、天冠には山頂の積雪をイメージしたブランドマークが描かれています。

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ジェットブラックのレジンのボディには、代表作である「波」に因み、永遠に続く波模様がボディ全体に刻まれています。

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バーメイル仕上げの尻軸には作家のサインが刻まれています。

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ペン先は18金、ニブサイズは「M」(中字)です。
ペン先には、入水自殺した作家の遺骨が埋められた私邸の庭にある2本の大きな楡の木が刻まれています。

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限定とはいえ、万年筆は16,000本、ボールペンは18,000本、万年筆・ボールペン・シャープペンシルのセット4,000組が販売されました。
中古での購入ですが、使用頻度の少ない美品です。

次回は、「ヘミングウェイ」と双璧を成すアメリカ文学界の巨匠「ウイリアム・フォークナー」(2007年)を紹介します。
なお、これまでの13本のコレクションについては過去のブログをご覧ください。
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2015-03-09
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モンブラン 特別限定品 作家シリーズ (MONTBLANC LIMITED EDITION WRITERS EDITION ) [万年筆]

モンブラン 特別限定品 作家シリーズ (MONTBLANC LIMITED EDITION WRITERS EDITION )

文房具、その中でも筆記具、さらにはその中でも万年筆が特に大好きです。
国産、舶来の様々な万年筆をコレクションしています。
そのコレクションの中で多くを占めているのが、モンブランの作家シリーズの万年筆です。
世界的に有名な作家の作品や生涯をデザイン上のモチーフにした筆記具で、1992年の「ヘミングウェイ」から2019年の「ラドヤード・キプリング」まで、計28本が発売されています。

https://www.montblanc.com/ja-jp/discover/limited-editions/writers-editions.html

高額な万年筆のため毎年購入することもできず、発売から間もなく完売してしまうため、後追いで状態の良い物を中古で購入しています。
これまでに13本をコレクションしていましたが、年末に2本が加わり、計15本になりました。

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左から、「アガサ・クリスティ」(1993年)、「オスカー・ワイルド」(1994年)、「ボルテール」(1995年)、「アレクサンドル・デュマ」(1996年)、「ドストエフスキー」(1997年)、「エドガー・アラン・ポー」(1998年)

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左から、「マルセル・プルースト」(1999年)、「フリードリッヒ・シラー」(2000年)、「チャールズ・ディケンズ」(2001年)、「ジュール・ヴェルヌ」(2003年)、「フランツ・カフカ」(2004年)、「ミゲル・ド・セルバンテス」(2005年)

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左は「ジョージ・バーナード・ショー」(2008年)
そして、中央の「ウイリアム・フォークナー」(2007年)、一番右側の「ヴァージニア・ウルフ」(2006年)の2本が新たに加わりました。
これで、「ヘミングウェイ」(1992年)と「フィッツジェラルド」(2002年)の2本を除いた2008年までの作家シリーズ15本が揃いました。
次回のブログでは、2006年発売の「ヴァージニア・ウルフ」を紹介します。

これまでの13本のコレクションについては過去のブログをご覧ください。
https://nash-bridges.blog.ss-blog.jp/2015-03-09

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「アガサ・クリスティ」の凛とした佇まい、「アレクサンドル・デュマ」の豪放さ、過去のモデルは素晴らしいものが多いですね。
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