モンテグラッパ 「ドラゴン」


筆記具、特に万年筆が好きです。

モンブラン、ペリカン等、結構なコレクションを有しています。

コレクションの中でも特に異彩を放っているのが、イタリアのモンテグラッパの超弩級の万年筆4本です。



(左から、「テルティオ・ミレニーオ」、「ルクソール」、「アフロディーテ」、「エターナルバード」)


少々前のことになりますが、新たな一本が加わりました。

モンテグラッパを知るきっかけとなった万年筆

二十年以上も所有を夢見ていた万年筆

「ドラゴン」です。




1995年に1912本限定で販売されました。

モンテグラッパを有名にした一本と言っても過言ではありません。

新宿のキングダムノートから購入した状態の良い個体で、ケースや保証書等が全て揃った完品です。




当時のモンテグラッパの限定モデルの製作を担当していたイタリアの彫刻家フェデリコ・モンティ氏の力作です。

目にルビーが嵌め込まれたドラゴンの造形は迫力があります。

クリップのデザインは剣がモチーフになっています。




「ドラゴン」と対を成す2005年の名作「エターナルバード」とのツーショットです。

竜と不死鳥、黒と赤の対比、どちらも甲乙付け難い、フェデリコ・モンティ氏の力作です。




これで、モンテグラッパの限定モデルが5本になりました。

真ん中の「ルクソール」とその右隣の「エターナルバード」のシルバーが硫化しています。(笑)

あとで磨きます。

「カオス」、「ガーディアンエンジェル」等、2000年以降の限定モデルも素晴らしいのですが、90年代のモデルはさらに素晴らしい。

95年の「ドラゴン」、96年の「ルクソール」、97年の「アフロディーテ」はモンテグラッパを代表するモデルと言ってもよいでしょう。


欲しかった万年筆はほとんど手に入れました。

欲しいと念じれば、いつか必ず手に入るものです。

さらに欲を言えば

モンテグラッパの「カオス」、「ガーディアンエンジェル」

パーカーの「スネーク」

そして、「月光」あるいは「旭光」といったペリカンのM1000クラスの螺鈿細工、等々

現行モデルが一本もない。(笑)

全て生産終了の過去モデルばかり。

やはり、90年代あたりの万年筆のデザインが好きで堪らないみたいです。