「シルバーの筆記具磨き」




万年筆から鉛筆まで、とにかく筆記具が大好きです。

コレクションを久々に整理していたら、銀製の筆記具が酸化していました。




ファーバー・カステルのパーフェクトペンシル(シルバープレート)です。

酸化のため、一部が茶色に変色しています。

シルバー製品用の磨き布「ハガティ」で磨きます。




ハガティで優しく拭くだけで、銀製品本来の柔らかい輝きを取り戻しました。

パーフェクトな美しさです。




このパーフェクトペンシルのエンドキャップ(消しゴムのカバー)も変色しています。

同じようにハガティで磨きます。




あっという間に新品のように綺麗になります。

まるで手品、マジックを見ているようです。




ヤード・オ・レッドのビクトリアンです。

手彫りによるビクトリア朝の優雅な装飾が特長ですが、酸化による変色のため、その魅力が半減しています。

酸化も色調やムラの具合によっては魅力的に見えたりすることもあるのですが、これは少々汚れすぎです。

これもハガティで磨きます。




こちらもあっという間に綺麗になりました。

やはり、ビクトリアンはこうでなければなりません。


酸化は銀製品の宿命です。

1年も経てば、また酸化皮膜に覆われてしまいます。

シルバー磨きは1年に1回行う儀式のようなものですが、綺麗になる様は見ていて楽しいものです。