ビスコンティ トラベル・インクポット

「ビスコンティ　トラベル・インクポット」

先日、ヤフーオークションで落札した、ビスコンティ社のトラベル・インクポットが今日届きました。
ビスコンティ社は１９８８年にイタリアで創業した万年筆メーカーで、代表作ディヴィーナや、パワーフィラーと呼ばれる新しい吸入方式等を開発し、老舗メーカーが多い万年筆業界で瞬く間に有名メーカーの仲間入りを果たしています。
そして、インクポットとは、インクを溜めておくガラス等でできたインク瓶のことですが、現代では、インクは瓶状のものに入れられて販売されているため、あまりインクポットを購入するメリットというのはありません。
現代では、クリスタル等の高級素材や特徴的な瓶のデザイン等、豪華さを演出するためのアクセサリーとしての要素が強くなってきています。
今回、届いたトラベル・インクポットは、その名のとおり、旅行先等で万年筆のインクを補充するための携帯用のインクポットです。
まず、付属のスポイトでインク瓶からトラベル・インクポットへインクを移しておきます。
そして、外出先でインクが切れた万年筆のペン先をトラベル・インクポットのインクの中に浸し、万年筆にインクを吸入させます。
この携帯用のインクポットを発売しているのはビスコンティ社だけで、このトラベル・インクポットはかなり人気のある商品です。
私の場合、物書きではないので、実際に使用する機会はないとは思いますが、転ばぬ先の杖ということで。


本体とスポイトがセットになっています。


携帯用のインクポットとはいえ、本体は結構な大きさです。
ペリカンのＭ８０５とあまり変わらない大きさです。