ライヨール ソムリエナイフ

「ライヨール　ソムリエナイフ」



ナイフ好きが高じ、前々から欲しいと思っていたのがソムリエナイフである。
別にワイン好きということではないけれど、ソムリエナイフにはナイフ、コルク抜き、栓抜き等、ワインを嗜むための道具が全て備わっている。
レザーマンやビクトリノックス等のマルチツールが好きな人は、ソムリエナイフの機能美にも必ず心が魅かれるはずである。

ライヨールとはフランスのほぼ中央に位置する小さな村の名前である。
このライヨールは名産品の一つとしてナイフが有名である。
現在、ライヨールの伝統的なナイフであることを主張するメーカーが二社あり、その二社は長い間ライバル関係にある。
その二社のメーカーとは、「ライヨール」と「シャトーラギオール」である。
二社のナイフは、伝統的なライヨールナイフのスタイルを踏襲しているため、形状が良く似ている。
それはソムリエナイフも同じで、どちらのソムリエナイフも甲乙付けがたく、どちらのソムリエナイフにも熱心なファンがいる。
今回購入したのは「ライヨール」のソムリエナイフである。







ハンドルの素材には、木、牛角等があり、今回購入したソムリエナイフのハンドルの素材は高級家具等に使用されることの多いブライヤー（ツツジ科）である。
ハンドルの中央部分には小さな丸状の飾りが十字の形に埋め込んである。
これはライヨールナイフの特長の一つで、昔、信心深いライヨールの人達はナイフを土に差し、ハンドルの十字状の模様を十字架に見立てて祈りを捧げたそうである。

今回は、ソムリエナイフを収納するための別売りの革製のケースも併せて購入した。



飲み会等で、ケースからソムリエナイフを取り出し、スマートにワインの栓を開ける。
女性の見る目も変わるだろう。
それには、まずは使い方をマスターしなければならない。（笑）