組長 [その他]
「組長」
4月から組長になった。(笑)
我が家を含めた7戸が順番に隣保組長を1年間務めることになっている。
町会費の徴収、回覧板の回覧程度の仕事だが、意外に楽しい。
我が家は他の6軒と少し離れており、近所付き合いは母親に任せっきりだったので、初めて挨拶する家も少なくなく、新鮮な気持ちになる。
また、現在は老人ホームで生活している母親が7年前は元気で隣保組長を務めていたことを思うと、色々考えるところもある。
話は変わって別の組長の話
5年程前のとある店でのこと。
私の席の近くに、私とは親ほど歳が離れた目つきの鋭い、柄の悪い男が座っていた。
いかにも堅気ではない。
はて、どこかで見たような顔だが・・・
怖い者知らずなので、どこかで見た顔だと思ってじっと眺めていたら、親父や叔父の知り合いで、私自身も二十代の頃に多少世話になった人物だった。
年齢のせいもあるだろうが、風貌は当時とは別人のようだ。
当時はごく普通の会社経営者だったはずだが・・・
後日、事情を知る親戚に話を聞いたところ、その会社経営者は跡取りがいなかったので、会社を整理した後は普通に老後の生活を楽しんでいたそうだ。
しかし、その会社経営者の一族にヤクザの小さな組の組長がおり、その組長が亡くなったことから、身内や組員たちから請われて、70歳をとうに過ぎて渋々組長になったそうだ。
確かに昔から元気のいい人物ではあったので、多少の適性はあったのだろう。
面白い第二の人生もあるものだ。
それなりのポストに就けばそれなりの人物になるものだと妙に感心した。
また、どこかで会う機会があるかもしれないと思っていたが、それから間もなく組長が病気で亡くなったことを聞いた。
少々残念ではあるが、昔、私のR30とR31が世話になった思い出だけを記憶に留めておくことにしよう。
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