ポルシェデザイン 「P'3110 テックフレックス」 （ステンレス／14K コンビ ボールペン）

ポルシェデザイン 「P'3110 テックフレックス」 （ステンレス／14K コンビ ボールペン）



キングダムノート（https://www.kingdomnote.com/）から購入した「P'3110 テックフレックス」が届きました。

まず最初に、ポルシェデザインとは、ドイツの有名自動車メーカーであるポルシェの子会社で、ポルシェ９１１のデザイナーでもあるフェルナンド・アレキサンダー・ポルシェにより、１９７２年に設立されたブランドです。
取り扱っている製品は筆記具の他にも、時計、サングラス、アパレル等、多岐に亘っており、それらの製品開発にあたっては有名メーカーとの共同開発というスタイルを取っています。
今回の「P'3110 テックフレックス」等、ポルシェデザインの筆記具はドイツの筆記具メーカー「ファーバー・カステル」との共同開発によるものです。

テックフレックスとは、ステンレスの細い束をまとめて帯状にし、その帯状にしたものを織って、織物のようにした素材です。
一定の強度を保ちながら伸縮性を有していることから、絶対的な安全性が求められている自動車産業や医療産業等で、このテックフレックスの技術が採用されています。
ポルシェのエンジンルームにもケーブルの保護等を主な目的として、このテックフレックスが使われています。

そのテックフレックスの技術を使った筆記具が、今回購入した「P'3110 テックフレックス」です。




全長は約150mm、軸径は最大11mm、重量は約38gで、比較的、大柄な筆記具です。
直径0.22mmのワイヤー７本を一つの束にし、それを２０本の帯状にまとめて、軸の形に沿うように円筒形に織り込んであります。
テックフレックスが使われている軸の表面は適度なグリップ感があり、筆記時には手が滑ったりすることはありません。

「P'3110 テックフレックス」は、ステンレス、ブラック（ブラック塗装のステンレス）、ステンレス／14K コンビの３カラーがあり、それぞれのカラーにボールペンとシャープペンシルが設定されています。
（ステンレスには万年筆の設定もあります。）
なお、ステンレス／14K コンビは生産が終了しているため、店頭在庫のみになります。




この「P'3110 テックフレックス」のボールペンやシャープペンシルのペン先の出し方が非常に凝った作りになっています。
ボールペンの軸は伸縮するようになっており、それに合わせてテックフレックスも伸縮します。
そして伸縮の都度、ペン先が出たり、引っ込んだりする仕組みになっています。
見ていて非常に面白い仕組みです。

ポルシェデザインの筆記具は、デザイン、機能性に優れており、同じドイツの筆記具メーカーの「ラミー」とどことなく感じが似ています。
機会があれば、これから集めてみたい筆記具です。