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ニックネームは「オードリー」 [万年筆]

ニックネームは「オードリー」

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とうとう購入しました。(ローンで)
早速、ニックネームを付けました。
「オードリー」です。
何故、「オードリー」なのか?

続きは次回のブログにて。

ペリカンの新製品 (M101N トータスシェルレッド 他) [万年筆]

ペリカンの新製品 (M101N トータスシェルレッド 他)

ペリカンから新製品(特別生産品)のお知らせのメールが届きました。
今回も魅力的な万年筆ばかりです。

「M101N トータスシェルレッド」
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http://www.pelikan.com/pulse/Pulsar/ja_JP.FWI.displayShop.202059./souver%C3%A4n-m101n-tortoiseshell-red
胴軸に美しい鼈甲のような模様を持つ万年筆です。
数年前に生産された「M101N トータスシェルブラウン」のキャップや首軸、尻軸の色違いのバージョンになります。
比較的小柄なボディなので、女性が手に持つと似合うと思います。
個人的には少々気にはなりますが、M800茶縞(http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2013-03-06)があるので様子を見ます。

「スーベレーン600 ヴァイブラントグリーン」
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http://www.pelikan.com/pulse/Pulsar/ja_JP.FWI.displayShop.201949./souver%C3%A4n-600-vibrant-green
M600シリーズの特別生産品で、発色が鮮やかな「ヴァイブラントグリーン」というカラーを採用しています。
クリップとリングは24金プレート仕上げで、全体的にゴージャスな感じなのですが、あまりにも綺麗にまとまりすぎていて、逆に面白味がないような気がしないでもありません。

「スーベレーン M1000 彩星」
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http://www.pelikan.com/pulse/Pulsar/ja_JP.FWI.displayShop.202062./m1000-raden-starlight
胴軸に螺鈿細工を施した豪華な万年筆で、世界限定333本が生産されます。
「彩星」と書いて、「スターライト」と読むようです。
今でも人気の高い螺鈿細工の名作「月光」「旭光」に続く、螺鈿細工のシリーズの第三弾です。
色とりどりの点模様は星を表し、細長い螺鈿模様は星の軌跡を表しているのでしょう。
もしかしたら、「月光」「旭光」を上回る名作になるかもしれません。
いつかはペリカンの螺鈿細工の万年筆を手に入れたいものです。

可愛いペリカンたち [万年筆]

「可愛いペリカンたち」

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今回、ペリカンの万年筆「レッドトレド M710」がコレクションに加わりました。

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ペリカンの万年筆もこれで6本になりました。
左から、「M800」、「M1000」、「M800 茶縞」、「レッドトレド M710」、「M805」、「(旧)M600」です。
クリップはペリカンの嘴を模したデザインになっています。
可愛い六羽のペリカンたちです。

ペリカンの万年筆は一見すると地味ですが、ドイツの工業製品らしい質実剛健な感じが私は好きです。
また、普段使用しているペリカンの「M805」等の万年筆は、インクを入れたまま何ヶ月も放置していることがありますが、そのような時でも書き出しで文字が擦れたりすることはありません。
実用にも秀でた、賢い六羽のペリカンたちです。

もし、万年筆の購入を検討されている方がおられたら、間違いなくペリカンの万年筆、男性だったら「M800」クラス、女性だったら「M600」クラスあるいは「M400」クラスの万年筆をお勧めします。

ペリカン 「レッドトレド M710」 [万年筆]

ペリカン 「レッドトレド M710」

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筆記具専門店「キングダムノート」で55%オフという破格の値段で販売されていたペリカンの特別生産品「レッドトレド M710」 が届きました。
「トレド」は胴軸にペリカンの図柄の彫金が施されている、ペリカンを代表する万年筆です。
今回購入した「トレド」は特別生産品(限定)で、胴軸やキャップのカラーがレッドに変更された「レッドトレド」です。
「レッドトレド」はサイズが2種類あり、今回購入したものは小さいサイズの「M710」になります。

ペリカンの「トレド」の詳細については、前回のブログを御覧ください。
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2014-03-24

それでは、早速、実物を見てみましょう。

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化粧箱と保証書です。

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保証書中には、製作を担当したマイスターの直筆の署名、シリアルナンバーが記されています。

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特別生産品の「レッドトレド M710」です。
限定品ですが、ショップによってはまだ若干の在庫があるようです。

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通常の「トレド M700」と比べると、キャップ及び軸の色がブラックからレッドに、クリップや彫金等がバーメイルからシルバーに変更されています。

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胴軸には2種類のデザインのペリカンが彫金で装飾されています。

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このペリカンは左向き(私の方から見たら右向き)で、大きく口を開いています。

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もう一方のペリカンの彫金です。

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このペリカンも左向き(私の方から見たら右向き)ですが、こちらは口を閉じて下を向いています。

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ニブサイズは「B」(太字)です。
小柄な万年筆に太字のペン先
私の好きな組み合わせです。

ところで、前回や今回のブログを見て、通常の「トレド」と特別生産品の「トレド」は彫金のペリカンが逆さまになっていることに気が付かれたでしょうか?

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「トレド」

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「レッドトレド」

通常の「トレド」は、筆記時にペン先が下を向いている場合にはペリカンは立った状態ですが、ペン先をキャップに収納してキャップが上を向いている場合にはペリカンは逆さまになります。
特別生産品の「トレド」はその逆で、ペン先をキャップに収納してキャップが上を向いている場合にはペリカンは立った状態になります。
万年筆は筆記具ですから、筆記時にペリカンが立った状態のほうが周囲から見ていても美しいと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?
特別生産品は実用よりも観賞用にする人が多いだろうと見込んで、ペン先をキャップに収納した状態の時にペリカンが立った姿になるように配慮がされているのでしょうか?
まあ、別に大したことではありませんね。(笑)

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手持ちのペリカンと一緒に撮影してみました。
(上:「M805」、下:「(旧)M600」)

可愛いペリカンがコレクションに加わりました。
次の目標は「ビッグトレド」
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そして、ゆくゆくは、名作「月光」、「旭光」のような螺鈿細工の特別生産品を手に入れたいですね。
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どうです?
美しい万年筆でしょう。

ペリカン 「トレド」 [万年筆]

ペリカン 「トレド」

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ペリカンはドイツの筆記具、オフィス用品の総合メーカーです。
私のような万年筆をはじめとした筆記具が好きな人にとっては、ペリカンの万年筆は特別な存在です。
万年筆と言うと、モンブランを思い出す方が多いかもしれませんが、ペリカンの万年筆もモンブランに次いで有名で、ペリカンのスーベレーンシリーズの「M1000」はモンブランの「149」とよく比較されますし、ペリカンの同シリーズの「M800」は外国の専門誌のペン・オブ・ザ・イヤーに輝いたこともある名品です。
私も同シリーズの万年筆を数本所有していますが、その中でも「M805」は筆記時の重量バランスが素晴らしく、調整済みのペン先のインクフローも申し分ないため、日頃から愛用しています。

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上:「M1000」、下:「M800」

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「M805」(「M800」の色違いのバージョン)

ところで、ペリカンの万年筆には「トレド」という最上級のグレードがあります。
「トレド」はスーベレーンをベースにしており、軸にはペリカンの装飾彫金が施されています。
「トレド」は100を超える工程があり、ペリカンの熟練したマイスターが1ヶ月以上を掛けて製作し、厳しい品質検査を受けたものだけが市場に流通します。
そのため、「トレド」には製作を担当したマイスターの直筆の署名による証明書が付いています。
「トレド」には2種類のサイズがあり、「M800」クラスのサイズの「ビッグトレド M900」、「M400」クラスのサイズの「トレド M700」の2種類があります。
また、通常の「トレド」は、彫金やクリップの色がゴールドで、軸やキャップの色はブラックですが、彫金やクリップの色がシルバーのもの、軸やキャップの色がレッドやイエローの限定品もあります。

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「ビッグトレド M900」

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「トレド M700」

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特別生産品(限定) 「トレド・ブラック M910」

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特別生産品(限定) 「トレド・ブラック M710」

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特別生産品(限定) 「レッドトレド M910」

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特別生産品(限定) 「レッドトレド M710」

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特別生産品(限定) 「イエロートレド M910」

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特別生産品(限定) 「イエロートレド M710」

前々から欲しいと思っていた「トレド」ですが、今回、やっと購入する機会に恵まれました。
週末の金曜日の夜に、普段よく購入している「キングダムノート」(https://www.kingdomnote.com/)のウェブサイトをチェックしていたところ、週末特価として、新品の「レッドトレド M710」が定価の55%オフで販売されていました。
定価126,000円が56,700円です。
「トレド」は通常は定価売り、値引きで有名なショップでも8万円前後で販売されており、5万円台で購入できる機会は滅多にありません。
販売数は1本限りで、ペン先のニブサイズは私の好みの「B(太字)」です。
購入しない訳はありません。
最近、仕事が忙しかったので、自分への御褒美です。

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「M910」と比べるとサイズは小さいですが、「トレド」であることには変わりありません。
それに、このサイズの万年筆は尻軸にキャップを挿した状態で筆記をするので、サイズが小さいことがデメリットになるということはありません。
むしろ、最近の万年筆が大型化しているのであり、一昔前は「M710」クラスのサイズの万年筆がスタンダードなサイズだったのです。
熟練したマイスターによるペリカンの装飾彫金等、早く実物を見てみたいものです。
下のアドレスは、「レッドトレド M710」に関するキングダムノートのスタッフブログです。
http://blog.kingdomnote.com/index.php?itemid=40
このブログに登場している「レッドトレド M710」は、もしかしたら、今回、私が注文した「レッドトレド M710」かもしれませんね。
到着が楽しみです。

万年筆の軸の手入れ [万年筆]

「万年筆の軸の手入れ」

手持ちの万年筆の中には新品で購入したものもありますが、限定生産等の希少な万年筆はコレクターが放出した未使用品あるいは試し書き程度の美品を中古で購入したものもあります。
中古で購入したものは、そのほとんどが状態の良い、いわゆる「ミント」と呼ばれるコンディションのものばかりなのですが、1本だけ気になっている万年筆がありました。
このブログでも何度か取り上げたことがある、モンテグラッパの「テルティオ・ミレニーオ」です。
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-03-26

この「テルティオ・ミレニーオ」は特にダメージ等はなく、ミントコンディションであることは間違いないのですが、前の所有者は日頃からこの万年筆を使用していた様子で、ペン先の摩耗こそ少ないものの、購入直後は万年筆の内部は勿論のこと、キャップの裏側や首軸のシルバーとレジンの間にも青系のインクがこびりついていました。
そのため、万年筆内部やキャップの裏側、首軸等を自分で念入りにクリーニングしましたが、機会があればキャップや胴軸等に使われている樹脂(レジン)も綺麗にしたいと思っていました。

万年筆の修理を行っている専門店では、軸をバフ掛けして綺麗に磨いてくれるところもあるようですが、県内にはそのような専門店はなく、また、そのためだけにわざわざ県外の専門店に依頼するというほどでもありません。
軸を磨くのに最適なケミカル等がないか探していたところ、ある商品のことを思い出した。
それは、「サンエーパール」という商品名のコンパウンドです。
現在、時計の風防はほとんどがクリスタルガラスやサファイアガラスですが、一部の時計の風防にはプラスチックが使われたりしています。
プラスチックは傷が入りやすいので、定期的にコンパウンドで磨く必要があり、それには「サンエーパール」が最適だという話を以前聞いたことがあります。
万年筆のキャップや胴軸もプラスチックと同様にレジン等の樹脂で作られています。
「サンエーパール」が万年筆の軸を磨くのに使えるかもしれません。
早速、購入して、試してみることにしました。

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化粧品のような容器に30gが入っており、AMAZONや楽天等から千円前後で購入できます。
使用方法等の説明書はありません。(笑)
いきなり、定価で何十万円もする「テルティオ・ミレニーオ」を磨くのは心配です。
普段、愛用しているペリカンの「M805」を磨いてみることにしました。

(磨く前の状態)
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ガーゼに少量を取り、「M805」の胴軸やキャップを一通り磨いた後、胴軸等には拭き取れないコンパウンドが白く残ったため、固く絞ったガーゼで表面に残ったコンパウンドを綺麗に拭き取り、その後、セーム革で念入りに拭き上げました。
元々、この「M805」は丁寧に扱っていたため、目立つような傷等はありませんでしたが、磨いた後は表面が滑らかというか、さらに綺麗になっているのが分かります。
コンパウンドによっては研磨剤による磨き傷が入ったりすることもありますが、蛍光灯や直射日光の下でも磨き傷は確認できません。
また、この「M805」の胴軸やキャップの装飾にはロジウムメッキされたシルバーが使われており、最近、このロジウムメッキが経年変化により薄く茶色掛かったような感じになっていましたが、それも綺麗になっています。
シルバー等の金属も磨くことができるようです。

(磨いた後の状態)
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「M805」で満足できる結果を得ることができたため、次は「テルティオ・ミレニーオ」を磨くことにしました。

(磨く前の状態)
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(磨いた後の状態)
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この「テルティオ・ミレニーオ」もレジンの樹脂部分が以前よりも輝きを増したような感じがします。
また、クリップ等を除く、一部のシルバーも磨きましたが、表面の曇りが取れてシルバー本来の輝きを取り戻しました。
万年筆専用のケミカルというものはありませんが、プラスチック等の樹脂専用コンパウンドである「サンエーパール」が現在のところ一番適しているようです。




長刀コンコルドエンペラーとクロスエンペラー [万年筆]

「長刀コンコルドエンペラーとクロスエンペラー」

セーラーの特殊仕様ペン先については以前のブログで紹介しました。
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2013-05-07

手持ちの特殊仕様ペン先の長刀コンコルドエンペラーとクロスエンペラーも二本一緒に撮影してみました。

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左が長刀コンコルドエンペラー、右がクロスエンペラーです。
長刀コンコルドエンペラーの軸はカートリッジ・コンバーター両用式のプロフィット21です。
一方のクロスエンペラーの軸は吸入式のプロフィット・レアロです。
クロスエンペラーの軸にはインク確認用のウィンドウが設けてあるのが分かると思います。

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長刀コンコルドエンペラーのペン先です。
もう少し接写ができればいいのですが、手持ちのデジタルカメラではこれが限界です。
首軸から伸びているエンペラーと呼ばれる板状のパーツの先端がペン先の切り割りに接しています。
接した部分にはインク溜まりが生じ、インクの供給が安定します。
コンコルドの名前の由来は、ペン先がコンコルドのくちばしに似ているためです。
普通の握り方で文字を書くと通常の文字の太さですが、ペン先を逆さまにして湾曲している外側の部分が紙に接するように文字を書くと極太字になります。

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クロスエンペラーのペン先です。
首軸から伸びているエンペラーの役割については前述のコンコルドと同様です。
ペン先の上にさらにもう一枚のペン先が重ねてあるため、ペン先にはクロスポイントと呼ばれる十字状の溝ができます。
この十字状の溝は文字を太くするのと同時に、筆記時のペン先の傾きや捻じれにも対応しています。

特殊仕様ペン先については賛否両論ありますが、万年筆の長い歴史に一石を投じた画期的なペン先の構造には違いないでしょう。
両方とも未だに使わずに大事にしています。(笑)

※クロスエンペラー、長刀コンコルドエンペラーの詳細については下記のブログを御覧ください。

(長刀コンコルドエンペラー)
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24-2

(クロスエンペラー)
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24-3

キリストと古(いにしえ)の神 (JESUS MEET APHRODITE) [万年筆]

「キリストと古(いにしえ)の神」 (JESUS MEET APHRODITE)

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タイトルには別に深い意味はありません。
モンテグラッパの万年筆の中でも特に人気の高い「アフロディーテ」(右)と「テルテオ・ミレニーオ」(左)
この二本を初めて一緒に撮影してみました。

アフロディーテとはギリシャ神話に登場する愛と美の女神で、ローマ神話のヴィーナスに相当します。
モンテグラッパのアフロディーテは、ボッティチェリの名画「ヴィーナスの誕生」をモチーフに、銀細工とマザー・オブ・パールで装飾された美しい万年筆です。
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(詳細は下のブログを御覧ください。)
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-03-25

もう一本のテルテオ・ミレニーオは、キリスト生誕2000年を記念して作られた万年筆で、胴軸には天国の鍵によって開かれた天国と平和の象徴である鳩がエナメル装飾で再現されており、エナメル装飾ではこのテルテオを超える万年筆は未だに存在しません。
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(詳細は下のブログを御覧ください。)
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-03-26

それにしてもこの二本の美しさは別格です。
モンテグラッパの筆記具が「ライティングジュエリー」と呼ばれる所以です。
あとは、「ドラゴン」、「エターナルバード」、「ルクソール」、「カオス」が揃えば完璧ですが、程度の良い中古でも余裕で100万円超えです。
未だ道は遠いままです。

キングコブラとキングイーグル [万年筆]

「キングコブラとキングイーグル」

キングコブラは蛇の名前だが、今回は蛇や鷲の話ではない。
セーラー万年筆の特殊なペン先の話である。

セーラーの万年筆には色々な形状の特殊仕様のペン先がある。
http://www.sailor.co.jp/knowledge/original

セーラーの特殊仕様のペン先の代表的なものは、ペン先にさらにもう一枚ペン先を重ねたクロスポイントと呼ばれる十字状のペン先である。
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それにインクの安定した供給を目的としたエンペラーと呼ばれる板状のパーツが付くと、クロスエンペラーと呼ばれるペン先になる。
クロスエンペラー.png

太字を書くためのペン先が主であるが、中には髪の毛のように細い0.1mm以下の極細字が書ける細美研ぎと呼ばれるペン先もある。
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現在、セーラーの特殊仕様ペン先で所有しているのは、クロスエンペラーとコンコルドエンペラーの2本である。
(クロスエンペラー)
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24-3
(コンコルドエンペラー)
http://nash-bridges.blog.so-net.ne.jp/2012-04-24-2

しかし、セーラーの特殊仕様ペン先には、クロスエンペラーのさらに上を行くペン先がある。
それが、キングコブラとキングイーグルである。

キングコブラは三つのペン先を三角に配置したもので、毛筆に近い感じで極太字を筆記することができる。
(キングコブラ)
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(キングコブラエンペラー)
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キングイーグルはペン先を三枚重ねたもので、縦線は通常の線幅だが、横線はかなりの極太字になる。
(キングイーグル)
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(キングイーグルエンペラー)
キングイーグルエンペラー.png

セーラーの特殊仕様のペン先は、万年筆の愛好家から神様と呼ばれている長原宣義氏が考案したものである。
その長原宣義氏も数年前にセーラーを退職し、現在は同じくセーラーに勤務している息子の長原幸夫氏が特殊仕様のペン先の生産を担当しているが、手作りで手間暇の掛かる特殊仕様のペン先の生産数は非常に少なく、それもキングイーグルやキングコブラの類となると、その中でもさらに生産数は少ない。
現在、キングコブラエンペラーとキングイーグルの在庫を抱えているショップがあるので、今のうちに購入しておこうかな。

モンブランの作家シリーズの紹介も2巡目が終わり・・・ [万年筆]

「モンブランの作家シリーズの紹介も2巡目が終わり・・・」

モンブランの作家シリーズの紹介も2巡目が終わりました。
もっと、記事のボリュームを増やしたかったけど、仕事が忙しかったため、十分なものにはならなかった。
時間に余裕がある時に、記事の内容を見直します。
1年前の1巡目の記事はよくできていると思うので、当面はそちらを御覧ください。

作家シリーズで持っていないのは、ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、そして2006年発売のバージニア・ウルフ以降の計8本。
比較的古いモデルは中古市場で流通しているけど、最近のモデルはあまり流通していない。
まあ、おいおい、集めていくことにしましょう。

(今回のブログは作成途中です。後日、画像等を追加します。)

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