読書のススメ ③ [映画・音楽・読書]
読書のススメ ③
若い頃から、いつか読もうと思いながら、そのままになっていたのが、ダンテの「神曲」とミルトンの「失楽園」でした。
遅ればせながら、数年前に初めてこの二冊を読みました。
最初に、比較的平易な文章でドレの挿絵が付いた「ドレの神曲」、「ドレの失楽園」を読み終えた後、文庫版の「神曲 地獄篇」、「失楽園 上・下巻」を読みました。
文庫版からスタートしていたら、おそらく内容が理解できず、途中で挫折していたかもしれません。
「神曲」と「失楽園」は、ともにキリスト教文学を代表する作品です。
勿論、「神曲」も大変素晴らしいのですが、どちらかというと、私には「失楽園」のほうが読み応えがありました。
「失楽園」では楽園を追われた天使と人間、二つの物語が格調高い文章で綴られています。
一つは、神に対して反旗を翻し、天界から暗黒の淵に落とされた天使ルシファー(サタン)の物語で、天界を二分した天使同士の闘いが、天使ラファエルからアダムに対して語られます。
もう一つは、神への復讐を誓ったサタンが、神のお気に入りであるイブを騙して禁断の果実を食べさせ、その結果、アダムとイブが楽園を追われる物語で、天使ラファエルはアダムとイブに二人の子孫に待ち受ける試練、そして希望を示し、二人を優しく見送ります。
旧約聖書の創世記をテーマにした壮大な叙事詩で、どこかSFファンタジーのような趣きもあるミルトンの「失楽園」は大変お勧めです。
勿論、「神曲」、特に地獄篇も素晴らしい作品ですので、機会があれば、是非読んでみてください。
渡辺淳一氏の「失楽園」ではなく、ミルトンの「失楽園」ですので、くれぐれもお間違えなく。
若い頃から、いつか読もうと思いながら、そのままになっていたのが、ダンテの「神曲」とミルトンの「失楽園」でした。
遅ればせながら、数年前に初めてこの二冊を読みました。
最初に、比較的平易な文章でドレの挿絵が付いた「ドレの神曲」、「ドレの失楽園」を読み終えた後、文庫版の「神曲 地獄篇」、「失楽園 上・下巻」を読みました。
文庫版からスタートしていたら、おそらく内容が理解できず、途中で挫折していたかもしれません。
「神曲」と「失楽園」は、ともにキリスト教文学を代表する作品です。
勿論、「神曲」も大変素晴らしいのですが、どちらかというと、私には「失楽園」のほうが読み応えがありました。
「失楽園」では楽園を追われた天使と人間、二つの物語が格調高い文章で綴られています。
一つは、神に対して反旗を翻し、天界から暗黒の淵に落とされた天使ルシファー(サタン)の物語で、天界を二分した天使同士の闘いが、天使ラファエルからアダムに対して語られます。
もう一つは、神への復讐を誓ったサタンが、神のお気に入りであるイブを騙して禁断の果実を食べさせ、その結果、アダムとイブが楽園を追われる物語で、天使ラファエルはアダムとイブに二人の子孫に待ち受ける試練、そして希望を示し、二人を優しく見送ります。
旧約聖書の創世記をテーマにした壮大な叙事詩で、どこかSFファンタジーのような趣きもあるミルトンの「失楽園」は大変お勧めです。
勿論、「神曲」、特に地獄篇も素晴らしい作品ですので、機会があれば、是非読んでみてください。
渡辺淳一氏の「失楽園」ではなく、ミルトンの「失楽園」ですので、くれぐれもお間違えなく。
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