SSブログ

介護保険の訪問調査 [家・家族]

「介護保険の訪問調査」

脳梗塞発症後、回復期病院に入院中の母親の介護保険申請から約1ヶ月が経ちました。
昨日の午後。認定のための訪問調査が行われました。

左半身麻痺で日常生活のほとんどに介助が必要なため、私の見立てでは「要介護3」、運が良ければ「要介護4」といったところでしょうか。
母親が調査員に遠慮して、自分一人では出来ないことを「出来る」と発言すると大変です。
午後から仕事を休んで、私も立ち会いました。

軽度の痴呆症が出始めた母親
今日の日付や曜日についての質問には全く答えられず、現在の時間(午後1時過ぎ)についての質問には「夕方4時」と回答。
生年月日についての質問には正確に答えられたものの、年齢を尋ねられると、79歳であるのに「59歳」と回答。
私と同年代です。
普通だったら大笑いするところですが、妙に悲しく、笑うに笑えません。
その後、身体の状態や入院生活の状況等についての質問があり、概ね正確に答えていました。
約15分ほどで調査は終了しました。
あとは、数週間後の判定結果を待つのみですが、最低でも「要介護3」、出来れば「要介護4」の判定が欲しいところです。

調査終了後、病院の相談員から話し合いを求められました。
内容は、退院後の行き先です。
さらに気分が重たくなりましたが、断ることはできません。
私は老人医療や高齢者福祉に関して、ある程度の知識があります。
30分程度の話し合いの後、私が出した結論は、退院後の在宅介護は困難、特別養護老人ホームに入所することとし、入所待ちの待機期間中は老人保健施設や有料老人ホームに一時入所するというものでした。
在宅介護を望んでいるであろう母親の顔が浮かびます。
私にとっても苦渋の選択です。
歯痒くて仕方がありません。

病院の相談員が老人保健施設を探してくれることになりましたが、これで退院がさらに現実的になりました。
本人が日常生活、食生活に少しでも気を付けていれば、健康とまではいかなくても、もしかしたら、発症を遅らせることができたかもしれません。
こうなるであろうことは予想してはいましたが、私の忠告を意にも解さず、時には変人、気狂い呼ばわりされていたことを考えると、自業自得さえ思える時もあります。
母親のこと、家庭のこと、仕事のこと、近年にないほど、私のストレスは溜まり続ける一方です。
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。