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構造変更等検査(事前準備・受検対策) [自動車]

「構造変更等検査(事前準備・受検対策)」


自動車の構造変更はほとんどの人には関係なく、関係あったとしても個人で申請する人はまずいないでしょう。

今回、個人で愛車の構造変更等検査を申請、受検したので、備忘録代わりにまとめることにします。


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愛車の平成5年式スカイライン(HCR32)の車検有効期限は10月26日です。

フロントはD-MAXのワイドフェンダー、リアはDspeedのオーバーフェンダーを装着しており、車幅は5ナンバーのサイズ(1,700mm以下)を確実に超えています。

また、ドアミラーは可倒式ではないBOMEXのエアロミラー、触媒はSARDのスポーツ触媒(メタルキャタライザー)等、かなり手を加えており、車検のために元に戻すのは大変です。

残りの車検を切って(捨てて)、構造変更等検査を受けることにしました。

しかし、このままの状態で検査を受けても、決して合格することはありません。

どこが問題なのか、どうすれば合格するのか、冷静に分析する必要があります。


まずは外観です。

ドアミラーは可倒式ではないBOMEXの固定式のエアロミラーに変更しています。

車体には金属製のボルト2本で取り付けられています。

このボルトをプラスチック製のボルトに交換します。

歩行者と接触した場合、プラスチック製のボルトは折れ、ドアミラーは脱落します。

このように、衝撃脱落式にすれば、車検は問題ありません。


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STAUTのボンネットは後端を浮かせていますが、きちんと純正キャッチで開閉できるので問題ありません。

BOMEXのフロントスポイラー、メーカー不明のリアウイングは車幅内に収まっているので問題ありません。

また、D-MAXのルーフスポイラーは全高内に収まっているので問題ありません。

フロントのD-MAXのワイドフェンダーは片側で+25ミリ、リアのDspeedのオーバーフェンダーも片側で+20ミリ程度はあり、これが今回の構造変更等検査を受ける理由です。

車種専用のキットなので、問題なく取り付けられているので、取り付け方について指摘を受けることはないはずです。


次は車内です。

車内にはロールバーを取り付けていますが、ロールバーによる乗車定員の変更はハードルが高そうです。

今回は見送ります。

車内からロールバーを取り出し、リアシートを装着します。


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次はダッシュボード上の追加メーターです。

前方視界について、車の前方2メートル先にある高さ1メートルの円柱が見えること等、細かな基準がありますが、現場の検査官の判断に依るところが大きいと思います。

追加メーターを両端に振り分け、少しでも前方の視界を良好にしておきます。

  

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シフトノブあるいはその周辺にシフトパターンの表示がなかったため、シフトパターンのステッカーを貼りました。

ステッカーがなければ手書きでも構いません。


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他に、運転席のマットに取り付けていたフットプレート、助手席のパッセンジャープレート等、金属製の目立つパーツは取り外しました。

あと、古い車は発煙筒の使用期限が切れていることがほとんどです。

LEDの非常信号灯を準備します。


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次はエンジン周りです。

汚れていたエアクリーナーを交換しておきました。


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エンジンオイルは自分で交換、また、ウォッシャー液を補充しました。


柿本改のマフラーは認定証付きの車検対応品、SARDの触媒(メタルキャタライザー)は試験成績書が付いているので、それらを提示すれば大丈夫のはずです。


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愛車に取り付けているパーツのカタログ、取付・取扱説明書、保証書等、可能な限り保管しています。

スカイラインだけでスクラップブック2冊分あります。

検査の際にはそれらを持参していく予定です。

万一の時の助けになるかもしれません。


車幅が変わったため、構造変更等検査を受けるのですが、検査では車幅だけではなく、全長、重量等も測定され、新しい車検証に記載されることになります。

重量にはスペアタイヤは含まれないため、トランク内のスペアタイヤは取り外しました。

また、余計な荷物は積まないほうが良いため、トランク内のサブウーファーボックスも取り外しました。

ガソリンは満タンあるいは満タンと仮定して測定されます。

500キロ刻みで重量税の額が変わるため、次の税額に近い重量の場合には注意が必要です。


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足回りもサスペンションやピロボール化等の改造をしていますが、車種専用のパーツを使っているため、スプリングの遊び等もなく、問題はないはずです。


検査当日の朝、車全体を眺めていたら、とんでもないやり残しに気が付きました。

社外のリアウイングにはLEDストップランプが付いているのですが、かなりの年数が経過しており、LEDは現在は点灯しません。

そのままでは、灯火類の整備不良ということで車検は通りません。

対策はストップランプを覆ってしまえばいいのです。

上から黒のビニールテープで覆い、ストップランプは表から見えないようにします。

出掛ける前に気が付いて良かったです。


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あと、エンジンルームは日頃からウエスで拭いて綺麗にしておくと、検査官の車に対する印象も良くなると思います。


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ロービームは社外のHIDに変更しているため、光軸が基準値内に収まっているか心配ですが、検査の結果で対応を考えることにします。

他にも、まだまだ心配なことは多々ありますが、あれこれ考えて悩んでも仕方がありません。

これで、検査を受けることにします。


次回は「構造変更等検査(検査当日・手続)」です。

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